大阪城公園を走ってきました!
大阪城公園
大阪城の城郭跡を整備した広大な公園。
入場料は無料です。
豊かな自然と歴史的な景観を楽しむことができる大阪城公園は、大阪で屈指の人気ランニングコースです!
いつ行っても走っている人がいますし、いつかは走ってみたいという人も多いのではないでしょうか。
そんな大阪城公園について、いろいろ調べました。
写真も載せているのでコースの雰囲気もわかると思います。
少しでも参考になればうれしいです!
コース概要
- 場所:大阪市中央区
- 距離
ロングコース:一周3.5km
ショートコース:一周2.9km
大阪城公園公式のコースには、ロングコースとショートコースの2つのコースがあります。
ロングコース(3.5km)
ショートコース(2.9km)
どちらも走った感想は、ショートコースが楽しかったです!
内堀の真横を走るので、天守閣や櫓を見ながら走ることができ、これぞ大阪城って感じです。
反面分岐が多く、どちらに進むのかわかりにくかったり、観光客が多いところがあります。
その点、ロングコースはシンプルでわかりやすいです。
観光客もショートコースより少なく、走りやすかったです。
大阪城に来た感を楽しみたいときはショートコース、気持ちよく走りたいときはロングコース、という使い分けもよいかもしれません。
どちらも走りやすくて良いコースですけどね!
コースへのアクセス
大阪城公園は大阪市内にあり、アクセスがとてもよいです!
電車で行く場合
最寄り駅は大阪城公園駅、森ノ宮駅、天満橋駅、谷町四丁目駅です。
大阪城公園駅
JR大阪環状線
コースまで、駅から500mほど歩きます。
ランステ「RUNNING BASE大阪城」を利用する場合は大阪城公園駅が近いです。
森ノ宮駅
JR大阪環状線、OsakaMetro中央線、OsakaMetro長堀鶴見緑地線
コースまで、駅を降りてすぐです。
天満橋駅
OsakaMetro谷町線、京阪本線、京阪中之島線
コースまで、駅から500mほど歩きます。
谷町四丁目駅
OsakaMetro谷町線、OsakaMetro中央線
コースまで、駅から300mほど歩きます。
車で行く場合
大阪城公園には2つ駐車場があります。
大阪城公園駅前駐車場(公園内)
171台(身障者用4台)
営業時間:終日
森ノ宮駐車場(公園内)
100台(身障者用2台)
営業時間:終日
平日/休日 | 時間帯 | 1時間あたりの料金 |
---|---|---|
平日 | 8:00〜22:00 | 400円 |
22:00〜8:00 | 200円 | |
土・日・祝日 | 8:00〜22:00 | 500円 |
22:00〜8:00 | 200円 |
大阪市内は一方通行が多いので、行く前にしっかりルートを確認しておくとよいでしょう。
繁忙時は混雑することが予想されますので、公式ページから空き状況をチェックしてください。
最大料金が設定されていませんので、長時間止める場合は近隣の駐車場を探すほうがいいかもしれません!
※近隣の駐車場も公式ページに載っています。
コース風景
ロングコースとショートコースに分けて紹介します!
ロングコース
コースの見どころ
- 大阪城外堀
- 櫓(やぐら)
- 大阪城ホール
- 桃園(3月中旬から4月上旬)
スタート地点です。
公園の東側で、噴水広場の少し上です。
スタートしてすぐにコースの案内図があるので確認しておくとよいでしょう。
道は広く、緑が多くて心地よいです。
自然のなかでのランニングは心身ともにリフレッシュされます。
ちょくちょくコース案内があるので迷わず走れます。
道路だけでなく、このような案内もあります。
大阪城の天守閣が見えました。
こちらの写真は天守閣への道案内を使って天守閣を説明するという本日のベストショットです!
大阪城ホールの横を通過します。
コンサートやイベントがあるときは人で溢れていることがあります。
コース沿いにはコンビニがたくさんあります。
桃園です。
このときは季節外れで咲いていませんでしたが、12種類200本の桃が植えられているそうです。
3月中旬から4月上旬が開花時期なので、そのときにランニングするときは桃の花見を楽しめそうです。
ショートコースのほうで紹介しますが、大阪城公園内には梅林もあります。
桃林の向かいには、おもいでの森という広場がありました。
字数がかなり違いますが、おいでよどうぶつの森っぽい感じがします。
スタートから1キロ地点です!
道路にペイントされていて親切です。
外堀の近くを走ります。
雰囲気を感じる建物がありました。
大阪城の東側には戦時中まで東洋最大の軍需工場があったのですが、こちらはその一部のようです。
ここから大阪城公園の外に出て、ショートコースと合流します。
しばらく外堀に沿って走ります。
左手奥に見えているのは乾櫓(いぬいやぐら)です。
乾というのは北西の方角をさすそうです。
ここがコースで一番狭いところです。
歩行者や自転車も通るので要注意です。
再び大阪城公園に入ります。
ここから観光客が多い大手門エリアに入ります。
ここから登りになっていて苦しいところですが、観光客が多いのでできるだけ涼しい顔して走ります(誰も見てないけど)
大手門の手前を左に入ります。
左折の案内は見逃しやすく、道なりに直進してしまいしそうですがすぐコースに合流するので大丈夫です。
スタートから2キロ地点です!
右手にはローソンやトイレがあります。
左手には大手門が見えます。
多くの観光客が大手門に向かって歩いていますが、コースは大手門には行かず直進です。
つきあたりにガラス張りのオシャレなローソンがありました。
オシャレ過ぎてどこが入り口かわかりにくいためか、親切に入り口の案内があります。
ここでショートコースと別れ、右に行きます。
左に曲がって大阪城公園から出ます。
向かいには大阪歴史博物館とNHK大阪放送会館が見えます。
しばらく大阪公園の外の歩道を走ります。
道は広くはありませんが、下り勾配になっていて走りやすいです!
ここでスタートから3キロ地点です!
公道のためか、道路のペイントではありません。
道路の反対側にもりのみやキューズモールBASEがあります。
屋上にランニングコースがあるという個性的なショッピングモールです。
ここから再び大阪城公園に入ります。
左手にある案内を見逃さないようにしましょう。
噴水広場の手前で左に曲がります。
スタート地点まで帰ってきてゴールです!
距離は3.5キロでした。
ショートコース
コースの見どころ
- 大阪城天守閣
- 大阪城内堀と外堀
- 櫓(やぐら)
- 内堀にある謎の抜け穴
- 極楽橋
- 梅園(1月から3月上旬ごろ)
- 肥後石
ここからスタートです。
左手に見えるのは六番櫓です。
かつて二の丸の南外堀に面する石垣上には、「一番櫓」から「七番櫓」まで7つの櫓がありましたが、現存するのは「一番櫓」と「六番櫓」だけだそうです。
写真に写っている南外堀の石垣には、謎の抜け穴があります!
どこにあるかわかるでしょうか?
六番櫓の少し下です!
作られた理由や目的はわかっていないそうです。
ショートコースも自然が多く走りやすいです。
ショートコースはロングコースより曲がるところが多いです。
曲がるところにはコース案内があるので見落とさないようにしましょう。
内堀を左に曲がって玉造口へ。
ピコリーノがありました。
海外の観光客にも人気のようで、写真を撮っている人がいっぱいいました。
天守閣が近くに見えます。
ロングコースではあまり見れませんでしたが、ショートコースは天守閣がよく見えます。
このあたりでスタートから1キロです!
案内の矢印を見ると道なりにまっすぐに見えますが、正解は右折です。
ショートコースでここの右折が一番わかりにくいです。
ちょうど空堀と水堀の境目あたりで、空堀ではなく水堀のほうに進むのが正解です。
雁木坂という名前の急な坂を下ります。
江戸時代は坂ではなく石段になっていたそうです。
梅林です。
今回はまだ咲いていませんが、ここには104品種、1235本の梅が植えられています。
見ごろは1月から3月上旬ごろです。
極楽橋です。
天守閣はこのあたりから見るのが一番だと思います。
天守閣が近いのがショートコースの魅力ですね!
大阪城で二番目に大きい巨石である肥後石です。
大坂城には大きな石がたくさんありますが、各大名が忠誠心を見せるため築城時に持ってきましそうですた。
こちらの肥後石は岡山藩主の池田忠雄が持ってきた石なのですが、「こんなに大きいから加藤清正みたいな立派な大名が持ってきたのだろう」ということで、実際には関係ない加藤清正にちなんだ肥後石という名前になったそうです。
※肥後は加藤清正の熊本藩があったところ
大阪城公園で一番大きい蛸石も同じく池田忠雄が持ってきていますが、そのこともあまり知られていません。
京橋口から出て左折し、ロングコースと合流します。
スタートから2キロ地点です!
ロングコースでも見た乾櫓が見えます。
ロングコースと同じく、ショートコースでもここが一番狭いところです。
ロングコースと同じく左に入ります。
左に大手門がありますが真っすぐ進みます。
突き当たったところで、ロングコースとお別れです。
ここを左に曲がればもうすぐゴールです。
スタート地点まで帰ってきてゴールです!
距離は2.9キロでした。
走った感想
ロングコースとショートコースを両方走りましたが、どちらもとても良いコースでした!
天守閣や門、櫓といった大阪城の遺構を見ながら走るというシチュエーションが一番の魅力だと思います。
信号がなくて道が広いのでとても走りやすいです!
公園内は自然が豊富で、春は梅、桃、桜、秋は色とりどりの紅葉が楽しめます。
別の日に夜も走りましたが、外灯が明るくて冬はイルミネーションもきれいなので、夜はまた違った魅力があっておすすめです!
出張や旅行で大阪に来た人にも、ぜひ走ってもらいたいコースだと思いました。
周辺の施設
トイレ
大阪城公園内のトイレは多いです。
国内外から多くの観光客が訪れる名所だけあって、どのトイレも綺麗でした。
走っていると目につく場所にありますし、トイレが載っているコース図が定期的にあるので迷うことはないと思います。
いろんなトイレがありました。こちらは石垣のようなトイレ。
自販機
コース上にいくつかあり、走っていて水分補給に困ることはありません!
また、コンビニの数もとても多いです。
喉が渇いたときだけでなく、小腹がすいたときにもコンビニがあるとありがたいですよね!
ランニングステーション
大阪屈指のランニングコースだけあって、大阪城公園の周りにはランステがたくさんあります。
おすすめは公園内にあってわかりやすいRUNNING BASE大阪城です。
RUNNING BASE大阪城
大阪城公園内で、大阪城公園駅からすぐのところにあります。
綺麗なお店で、スタッフの方も丁寧でした。
有料でウェアやシューズのレンタルもあるので、ランニングの準備がないときでも走ることができます。
荷物を預けるだけなら、コインロッカーも公園内にあります。
周辺のおすすめスポット
大阪城天守閣
大阪城といえば豊臣秀吉というイメージの人も多いと思いますが、今ある大阪城は昭和6年に市民の寄付により再建されたもので、昭和以降に各地で建てられた復興天守の第一号だそうです。
天守閣の壁は黒色か白色が多いのですが、大阪城は最上階のみ黒色でその下は白色という二色の壁になっています。
これは、黒色の壁は豊臣時代の大坂城、白色の壁は徳川時代の大坂城の、当時の外観を再現しているそうです。
天守閣は有料で、内部は歴史博物館になっています。
最上階の展望台からは、お城から大阪の街を一望するというかつての天下人の特権を味わうことができます!
大阪歴史博物館
「都市おおさかの歩み」をテーマに、大阪の歴史を広範かつ詳細に紹介しています。
展示物や資料を通じて、大阪の発展、文化、産業などについて理解を深め、古代から現代までの大阪の歴史を感じることができます。
原寸大のジオラマや、当時の大坂の町を再現した模型図など見どころ満載です!
大阪城公園のすぐ隣りにあるので、走ったあとに大阪のことをもっと知ってみるのはいかがでしょうか。
難波宮跡(難波宮跡公園)
大阪城公園のすぐ南にある難波宮の跡地です。
難波宮は、645年から150年間、日本の首都(または副都)だったところで、有名な大化の改新のときに遷都されたそうです。
今は何もない公園ですが、大阪城公園で戦国時代の空気を感じたあとに、難波宮跡で奈良時代の空気を感じてみるのはいかがでしょうか。
もりのみやキューズモールBASE
大阪城公園に隣接する大型ショッピングモールです。
ショッピングモールはショッピングをするところですが、ここはランニングができるショッピングモールです!
モールの屋上に1周は約300mのランニングトラックが設置されていて、誰でも無料で自由に利用できます。
高速道路の向こうに見えるのが、もりのみやキューズモールBASEと屋上のランニングトラックです。
ちなみに名前にBASEとついているのは、ここに昔あった日生球場という野球場があったからだそうです。
地元に愛されていた球場へのリスペクトを感じますね!
もちろんランニングだけでなくショッピングもできます。
真田の抜け穴跡
大阪城公園から1kmほど南にある三光神社の境内に、真田幸村(信繁)が掘ったといわれる「抜け穴」があります。
大坂冬の陣において、真田幸村が築いた出城である真田丸がこのあたりにありました。
抜け穴はここから大坂城につづいていたという言い伝えがあり、真偽の程は定かではありませんが、抜け穴の横には「史跡」として碑がたっています。
大阪城つながりで訪ねてみるのはいかがでしょうか。
参考になればうれしいです!
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