京都御苑の外周を走ってきました!
京都御苑(きょうとぎょえん)
「御所と御苑は何が違うの?」という人も多いが、かつての天皇の住まいが京都御所で、その外側に広がる公園が京都御苑。
(御苑という大きな公園の中にある施設のうちの一つが御所)
東京遷都によって廃れた公家町が公園として整備された。
今回走ったのは、御所の外側の御苑のそのまた外側の外周道路になります。
そんな京都御苑の外周の魅力やアクセスについて調べました!
走ったときに撮った写真も載せているので、コースの雰囲気もわかると思います。
少しでも参考になればうれしいです。
コース概要
- 距離:一周3.8km
- 場所:京都府京都市
京都御苑の周りの、丸太町通、寺町通、今出川通、烏丸通を走るコースです。
四角形のコースで、碁盤の目になっているのが京都らしくていいですね!
スタート地点はとくになく、近いところからスタートするのでよいと思います。
今回は烏丸丸太町(左下の角です)からスタートしました。
コースへのアクセス
京都の行楽シーズンはバスや車が大変混雑するので、おすすめは電車です。
電車で行く場合
地下鉄烏丸線の丸太町駅と今出川駅が最寄りです。
京阪鴨東線の新宮丸太町駅も近いです。
丸太町駅
京都市営地下鉄烏丸線
コースまで、駅を降りてすぐです。
今出川駅
京都市営地下鉄烏丸線
コースまで、駅を降りてすぐです。
神宮丸太町駅
京阪鴨東線
コースまで、500mほどです。
バスで行く場合
ヤフーで調べる方法がおすすめです。
京都は路線バスがとても便利ですが、路線数が多すぎてわかりにくいです。
そこで、ヤフー路線情報(アプリはヤフー乗換案内)がおすすめです!
ヤフー路線情報の使い方
- ヤフー路線情報をひらく
- 出発欄に、出発地点を入力する
- 到着欄に、「京都御苑」を入力する
- 検索を押す
※電車で行くほうが早い場合は電車の案内が表示されます
車で行く場合
京都御苑に2つ駐車場があります。
中立売駐車場
131台(身障者用5台)
営業日:無休
利用時間:7:00〜20:00 24時間出庫可
料金:3時間まで800円、以後30分毎100円、最大料金1,200円(当日24時まで)
清和院駐車場
81台(身障者用2台)
営業日:無休
利用時間:7:00〜20:00 24時間出庫可
料金:3時間まで800円、以後30分毎100円、最大料金1,200円(当日24時まで)
コース風景
コースの見どころ
- 碁盤の目になっているコース
- 外郭九門とよばれる9つの門
- 寺町通の塀沿いの道
- 蛤御門の銃痕
烏丸丸太町(南西の角)からスタートし、反時計回り走りました。
スタート地点の烏丸丸太町の交差点です。
地下鉄烏丸線の丸太町駅の1番出口がすぐにあります。
バス停付近は人が多いところがあるので要注意です。
京都御苑の南側を東西に走る丸太町通りの歩道です。
「丸太町通り」の名前は、このあたりに材木商が多かったためについたそうです。
堺町御門の前をとおり過ぎます。
京都御苑にはここを含めて、外郭九門という9つの門があります。
丸太町通りの次は、寺町通りを左に入ります。
「寺町通り」は、御土居で有名な豊臣秀吉による京都改造の際に、寺院がこの通りに集められたのが由来だそうです。
寺町通りです。
歩道は狭いですが、人通りは少なく、車もほとんど走っていません。
寺町通りに入ってすぐのところにトイレがあります。
外周では数少ない自販機です。
清和院駐車場の料金所あたりにあります。
寺町御門です。
ここから京都御苑の塀沿いの道に入ります。
塀沿いの道に入るところです。
人も少なく、自然が多くてとても走りやすいです。
草地のところも走れますが、木の根っこが出ていて走りにくかったです。
清和院御門を通り過ぎます。
再び歩道になり、2つ目の自販機があります。
コース上にある自販機はこれで終わりです。
石薬師御門を通り過ぎます。
今出川通りに出ました。
今出川通りの由来は今出川という川からきています。
今出川は、京都市電今出川線の開通時に埋められてしまいました。
その今出川線も廃線となり、今では通りの名前として残っています。
今出川通りの歩道です。
広くはありませんが、人が少なかったので走りやすかったです。
今出川御門の前を通り過ぎます。
烏丸通りを左に曲がります。
なお、烏丸の読み方は「からすまる」ではなく「からすま」です。
道路を挟んで地下鉄烏丸線の今出川駅の6番出口があります。
烏丸通りは観光客が多いです。
車道側から抜かそうにも柵があるので出ることができません。
休日や観光シーズンは、無理せず御苑の中を走ることをおすすめします。
乾御門です。
「乾」は方角の北西です。
中立売御門です。
「中立売」は、道端で立ち売りをしていた「立売」商人から来ているそうです。
禁門の変(別名、蛤御門の変)で有名な蛤御門です!
ここで長州藩と、会津藩、薩摩藩の戦いがありました。
蛤御門という名前は別名で、正式名称は「新在家御門」といいます。
普段は閉じているけど火事が起きたときに開いたので、火にあぶられたときに開くハマグリになぞらえて「蛤御門」と呼ばれるようになったそうです。
柱や扉には今もその跡が残っています。
本当にこの場所で起きたことをリアルに感じました。
下立売御門です。
一周して烏丸丸太町に帰ってきました!
距離はおよそ3.8kmでした。
走った感想
京都らしく、歴史を感じる良いコースでした!
特に寺町通りの塀沿いが走って楽しかったです。
京都市内の真ん中くらいにあるのでアクセスが良く、観光で京都に来ている人にも行きやすいと思います。
信号がないので止まらずに走れたのも良かったです。
反面、それほど歩道が広くないので観光客が多いときは走りにくいです。
(特に歩道の道幅が狭い烏丸通り)
そのときは京都御苑のなかに入って走ることをおすすめします!
一面砂利がひかれていますが、薄くてすぐ下が地面なので走りにくいほどではありません(自転車もとおっています)
周辺の施設
トイレ
公衆トイレが御苑のなかにたくさんあります。
コース上にも南東の角付近にあります。
自販機
寺町通りに2つほど自販機があります。
(上の「コース風景」に写真を載せています)
ランニングステーション
京都御苑の周りやなかには、ランステは残念ながらなさそうです。
(なかにないのは当たり前ですが)
ただ、京都に来たら銭湯がおすすめです!
京都は今でも市内に約100件ほど営業していて、歴史や趣を感じる銭湯が多いです。
今回はそのうちのひとつ、船岡温泉をご紹介します。
船岡温泉
大正時代創業の料理旅館付属浴場として誕生し、登録有形文化財に登録されています。
内部も、鮮やかなマジョリカタイルなど、レトロな空間となっていて癒やされます。
京都御苑からは2,3kmほどです。
周辺のおすすめスポット
二条城
ユネスコ世界遺産に登録されている京都市内にあるお城。
徳川家康が築城し、ここで豊臣秀頼と会見を行いました。
最後の将軍徳川慶喜が大政奉還を行った場所としても有名です。
江戸時代の最初と最後で重要な舞台になったお城です。
天守は残っていませんが、歩くとキュッキュッと音がする鶯張り(うぐいすばり)で有名な二の丸御殿は必見です。
なかには大政奉還のシーンが再現された部屋があります。
御苑から走っていける距離にあり、二条城の外周もおすすめのランニングコースです!
二条城外周のランニングコース紹介はこちら
ちなみに地図で見ると二条城の城郭は東に3度傾いています。
(周りの南北道路と比べると少し斜めになっています)
これはそれまでの北極星を目印にしていた北(真北)ではなく、西洋から伝わったコンパスの北(磁北)を測量に使ったからだそうです。
晴明神社
平安時代の陰陽師、安倍晴明を祀っている神社です。
京都御所から1kmほど西の堀川一条付近にあります。
このあたりに晴明の屋敷があったそうで、晴明が念力によって湧き出させたという晴明井(せいめいい)や、なでれば厄が去さるという厄除桃などがあり、晴明の力を感じることができるようなパワースポットになっています。
近くには、晴明が式神を隠していたなどの数々の伝承が残る一条戻り橋があります。
今は普通の石橋ですが、安倍晴明の話にもよく出てくる橋なので、ついでに足を伸ばしてみるのも良いとおもいます!
京都国際マンガミュージアム
30万以上の漫画や資料が展示されている、漫画好きには最高のスポットです!
京都御所から1kmほど南にあります。
レトロな建物は廃校になった龍池小学校の校舎で、国の有形文化財に登録されています。
「”マンガ”って何?」などの常設展示や、明治時代のマンガ雑誌や江戸時代の戯画本といった本も所蔵されており、漫画の歴史や文化に触れることができます。
漫画は実際に読むことができ、僕はここで初めてのらくろ(戦前の漫画です)を読みました。
京都文化博物館
平安から昭和までの京都の歴史・文化を紹介する博物館です。
京都御苑から1kmほど南にあります。
赤レンガ造りの別館は、東京駅も手掛けた近代建築の祖・辰野金吾らの設計による旧日本銀行京都支店だった建物で、国の重要文化財となっています。
京都はよく知ってるつもりでしたが、いろいろな発見があってとても楽しかったです!
本家尾張屋 本店
創業はなんと西暦1465年(応仁の乱の前年)という、日本最古の蕎麦屋さんです!
世界最古の蕎麦屋さんでもあります。
上で紹介した京都国際マンガミュージアムや京都文化博物館の近くにあります。
蕎麦板も人気ですので、お土産に購入されるのはいかがでしょうか。
参考になればうれしいです!
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